大阪市博物館機構×大阪公立大学 博学連携事業 全国同時七夕講演会2023「素粒子と宇宙」2023年7月29日(土): 大阪市立科学館 研修室
2009年にガリレオ・ガリレイが世界で初めて望遠鏡を宇宙に向けてからちょうど400年になることを記念し、国際連合・ユネスコ・国際天文連合はこの年を「世界天文年」と定めました。それにちなんだ企画として始まった「全国同時七夕講演会」は、毎年多くの方々にご参加いただき、主催者にとっても楽しい講演会となっています。ご来場をお待ちしております。
1. 開催日時
2023年7月29日(土)
13:30~15:30(受付13:00~)
2. 会場
大阪市立科学館 研修室
(〒530-0005 大阪市北区中之島4-2-1)
3. 講師
波場 直之
大阪公立大学大学院理学研究科 教授
(物理学専攻 基礎物理学講座)
4. 講演概要
宇宙には、私たちのいる天の川銀河やアンドロメダ銀河など、たくさんの銀河が存在しています。そのたくさんの銀河は泡状に分布していることが知られています。これは人間が知る最も大きな構造です。
一方、たくさんの銀河からの光を観測すると、宇宙は現在も広がり続けていることがわかります。ということは、時間をさかのぼると、宇宙はもともと小さかったと予想されます。
宇宙が初め原子や原子核よりも小さかったとすると、そのふるまいは、ミクロの世界を記述する量子力学に従うと考えられます。その考えに基づいて計算を進めると、確かに、銀河の泡状の分布は、量子力学から導かれるのです。
講演では、物理の面白さの紹介からスタートして、ミクロの世界の「素粒子」とマクロの世界の「宇宙」をそれぞれ紹介し、両者がどのようにつながっているのかを、お話していこうと思います。
また、素粒子については、恩師である南部陽一郎先生の研究も少し紹介できたらと思います。
楽しんでいただけたら嬉しいです!
5.対象
内容は中学生以上を対象としていますが、どなたでも参加できます。
6. 定員
80名
(定員を超えた場合は抽選)
7. 参加費
無料
8.講演会の詳細と申込方法
講演会の詳細や申込方法は、大阪公立大学 生涯学習・公開講座Webサイト へ。