プレスリリース

【プレスリリース】大阪市立美術館:経典《物語下絵料紙 金光明経 巻第二》が新国宝指定に!(2025年3月24日 取材会のご案内)

大阪市立美術館の館蔵品で、初めての国宝誕生へ!

この度、大阪市立美術館(所在地:大阪市天王寺区/館長:内藤栄)の館蔵品である経典《物語下絵料紙 金光明経 巻第二(ものがたりしたえりょうし こんこうみょうきょう かんだいに)》(現在は重要文化財)が、国宝に指定されることになりました。大阪市立美術館の館蔵品としては初めての国宝指定となります。同作は、現在開催中のリニューアルオープン記念特別展「What’s New! 大阪市立美術館 名品珍品大公開!!」にて、3月25日(火)より30日(日)の期間、特別展示いたします。
つきましては、324日(月)13時より、展示ケースに入った同作を前に内藤栄館長が解説を行う取材会を、大阪市立美術館にて開催します。ぜひ、ご取材を賜りたく、お願い申し上げます。

後白河法皇の崩御(建久3年・1192)にともない、その追善供養のために書写された美麗な写経で、現存する4巻のうちの1巻。生前、法皇が制作に関与していた絵巻の料紙が転用されたとみられ、経文の下には物語絵らしき描写(彩色前の下絵)がある。吹抜屋台(ふきぬきやたい)の邸宅の内外にいるらしき貴族の男女や僧侶の姿を確認できるが、物語の内容は判明していない。
奥書があって経文が完存する他の2巻(京都国立博物館所蔵・大東急記念文庫所蔵)はすでに国宝に指定されている。大阪市立美術館所蔵本には奥書がなく、途中6紙を欠いているが、物語の場面数は現状において4巻のうち最多であり、質・量ともに国宝の2巻に匹敵する1巻として特に高く評価される。鐘淵紡績の代表取締役をつとめ、仏教美術はじめ尾形光琳、与謝蕪村の作品蒐集で知られる武藤山治(1867~1934)の旧蔵品で、孫の武藤経三氏より遺贈された。

《物語下絵料紙 金光明経 巻第二》新国宝指定 取材会について

開催日時

2025年3月24日(月)13:00~13:30(12:45よりB1エントランスにて受付を行います。)

会場

大阪市立美術館
(HP:https://www.osaka-art-museum.jp/
・住 所:〒543-0063 大阪市天王寺区茶臼山町1-82(天王寺公園内)
・電 話:06-6771-4874 ファックス:06-6771-4856
・交 通:Osaka Metro御堂筋線・谷町線「天王寺駅」15・16号出口、JR「天王寺駅」中央口改札、近鉄「大阪阿部野橋駅」西改札、阪堺電車「天王寺駅前駅」、大阪シティバス「あべの橋停留所」下車 北西へ約400メートル

実施内容

・大阪市立美術館 館長 内藤栄より、新国宝指定の経緯や、作品概要について発表します。
・作品を自由に撮影いただけます。

当日は、物語下絵料紙 金光明経 巻第二が展示されている「第一展示室」以外での撮影不可となります。
また、休館日のため、カフェ、ミュージアムショップ、慶沢園の撮影もできません。

注意事項

フラッシュ・ストロボ等、照明の使用は禁止です。

各種申込フォーム

《物語下絵料紙金光明経巻第二》写真データの貸出について

お手数ですが、下記申込フォームからお申込みください。
画像番号は【11】【12】にチェックを入れてください
申込フォーム

3月24日(月)13:00~ 取材会についてのお願い

取材ご希望の場合は、会場準備の都合上、324日(月)10:00まで
申込フォーム、もしくは別紙の≪申込書≫にて、お知らせいただきますようお願いします。
申込フォーム
申込書

リニューアルオープン記念特別展「What’s New! 大阪市立美術館 名品珍品大公開!!」

会期

2025年3月1日(土)~3月30日(日)

内容

本展では、館内の全フロアを特別展会場とし、絵画や書蹟、彫刻、漆工、金工、陶磁など分野ごとに選りすぐりの作品約250件を一堂に展観します。当館を代表する名品たちに加え、これまであまりご紹介する機会のなかった「珍品」ともいえる作品も織り交ぜ、大阪市立美術館の「変わらぬ魅力と新たな魅力」をお伝えします。

マスコミのみなさまへ

  • プレスリリース【PDF
  • 大阪市立美術館HP:https://www.osaka-art-museum.jp/
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    大阪市立美術館 名品珍品大公開!! 広報事務局(株式会社TMオフィス内)担当:馬場・永井・西坂
    TEL:090-6065-0063(馬場)090-5667-3041(永井)
    テレフォンセンター:TEL:050-1807-2919 FAX:050-1722-9032 E-MAIL:osaka-art-museum@tm-office.co.jp