【プレスリリース】大阪市立美術館：興祖微妙大師650年遠諱記念特別展 「妙心寺　禅の継承」を開催します（会期：2026年2月7日－4月5日）

京都の西郊、風光明媚な花園の地に広大な敷地を誇る臨済宗妙心寺派の大本山、妙心寺。大きな山門や仏殿、法堂を中心にして約40もの塔頭寺院が並ぶ境内の光景は圧巻です。かつてこの地は、花園法皇(1297-1348)の離宮御所があり、それを康永元年(1342)に関山慧玄(1277-1360　かんざんえげん　無相大師)を開山として禅寺に改めたのが妙心寺になります。応永6年(1399)には足利義満の不興を買い、寺領を没収されるなどの不遇の時期もありましたが、永享4年(1432)には再興し、さらには戦国武将たちの寄進を受けて多くの塔頭が造営されました。そのため、この時期に描かれた狩野派や長谷川派、海北派などの桃山絵画の宝庫としても著名です。

さて、妙心寺開山である関山の唯一の弟子となるのが授翁宗弼(1296-1380　じゅおうそうひつ　微妙大師) です。妙心寺の第二世として、初期の妙心寺を整備し、基礎を作った高僧です。本展は、その授翁の六百五十年遠諱(おんき)を記念して企画いたしました。妙心寺の歴史や、禅宗美術、桃山絵画などの日本美術の白眉ともいうべき妙心寺の至宝を通じて、関山から授翁を経て、現代の我々へ引き継がれた妙心寺の禅の系譜をみていきます。

また、地元大阪の妙心寺派寺院で行われている最近の寺宝調査の成果もあわせて紹介する予定です。絶え間なく継承されてきた妙心寺の禅の神髄を、本展を通じて体感いただけましたら幸いです。

興祖微妙大師650年遠諱記念特別展
「妙心寺　禅の継承」

2026年2月7日（土）～2026年4月5日（日）<50日間>

大阪市立美術館
（HP：https://www.osaka-art-museum.jp/）
・住 所：〒543-0063 大阪市天王寺区茶臼山町1-82（天王寺公園内）
・交 通：Osaka Metro御堂筋線・谷町線「天王寺駅」15・16号出口、ＪＲ「天王寺駅」中央口改札、近鉄「大阪阿部野橋駅」西改札、阪堺電車「天王寺駅前駅」、大阪シティバス「あべの橋停留所」下車 北西へ約400メートル

午前9時30分～午後5時（入館は閉館の30分前まで）

月曜日 (ただし、2月23日は開館)、2月24日（火）

大阪市立美術館、臨済宗妙心寺派大本山妙心寺、日本経済新聞社、テレビ大阪

公益財団法人大阪観光局

京都国立博物館

浅野研究所

一般2,000円（1,800円）高大生1,300円（1,100円）小中生500円（300円）
※（）内は、前売りおよび20名以上の団体料金
※前売券の販売期間は12月10日（水）～2月6日（金）23：59まで
販売場所は主要プレイガイド、コンビニエンスストアなど
※未就学児、障がい者手帳をお持ちの方（介護者1名を含む）は無料（要証明）
（障がい者手帳等は日本の法律に基づき交付を受けたものに限ります。）
※本展の観覧券で、企画展示（常設展）もご覧いただけます。

• プレスリリース　【PDF】
• 大阪市立美術館HP：https://www.osaka-art-museum.jp/
• 報道関係者お問い合わせ先
  「妙心寺　禅の継承」展広報事務局（TMオフィス内）
  担当：馬場・永井・西坂
  テレフォンセンター：050-1807-2919　FAX：050-1722-9032
  E-MAIL：myoshinji@tm-office.co.jp