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オンラインシンポジウム 「リアルとバーチャル、博物館は未来をどう考える」2022年3月23日(水) 午後2時~

オンラインシンポジウム「リアルとバーチャル、博物館は未来をどう考える」を開催します。
「博物館は実物と出会う場所」と言われます。確かに実物だけが持っている迫力、というのはあるでしょう。実物資料がなければ知り得ない情報、初めて解明できる謎は科学、歴史、美術それぞれにあります。体験でも、バーチャルな体験に比べ実体験の方が様々な刺激をうけ、大切だと言われています。
では、本物でない複製品やバーチャルなものに価値はないのでしょうか。コロナ禍に見舞われたこの2年間余り、博物館でもインターネット配信やwebコンテンツなどでの配信の強化に取り組んできました。その中で、バーチャルな手段にも面白い部分がある、もしかするとより伝えやすい側面もあるのかもしれない、と考えるようになりました。おりしも、「どうぶつの森」、「オープンワールド」、「メタバース」など、ネット上の様々なVR空間が発達し注目されています。VRの世界で博物館はどんな存在になっていくのでしょうか。
今回のシンポジウムでは文化庁「地域と共働した博物館創造活動支援事業」を中心に私たちが試してみたことを振り返りつつ、未来の博物館のあり方までを俯瞰し考えてみたいと思います。

⒈ 日時

2022年3月23日(水) 14:00~16:30

⒉ 視聴方法

You Tubeライブにて配信します。(視聴無料/申込不要)
※配信後も上記URLよりアーカイブをご視聴いただけます。

⒊ プログラム

趣旨説明 大阪市立自然史博物館 学芸員 佐久間大輔
事例発表 リアル・配信・ハイブリッド
〜今後のライブ配信の可能性
大阪市立自然史博物館 学芸員 石田惣
天体イベントの配信は、リアルなのか 大阪市立科学館 学芸員 渡部義弥
オープンデータと作品鑑賞 大阪市立東洋陶磁美術館 学芸員 小林仁
いかなくてもよい博物館をつくる 独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所 客員研究員/金沢大学古代文明・文化資源学研究センター 客員研究員 野口淳氏
総合討論
 

4. 主催

ミュージアム活性化実行委員会

5. 助成

本シンポジウムは「文化庁 令和3年度地域と共働した博物館創造活動支援事業」の助成を受けて実施します。

6. シンポジウムに関するお問い合わせ先

大阪市博物館機構 経営企画課
TEL:06-6940-0569(平日9:30~17:00)